飲酒運転で逮捕?体内で勝手にアルコール醸造!「腸発酵症候群」とは?

お酒を飲んでいないのに飲酒運転で逮捕され、その後も酔っ払った状態が7年以上続いていた男性が、体内でビールを醸造してしまうという「自動醸造所症候群(ABS)」(腸発酵症候群)という症状だったことがわかり大きな話題となっています。このあまり聞いた事もない信じられないような症状を調べてみました!

お酒を飲んでいないのに飲酒運転で逮捕!

silver handcuffs on old crackled background

アメリカのノースカロライナ州に住む男性(46)は、アルコールを飲んでいないにもかかわらず、食後に頭が朦朧としたり、鬱っぽくなる症状に苦しんでいたようです。

その後も原因がわからないまま過ごしていましたが、2014年にアルコールを全く飲んでいないにもかかわらず飲酒運転で逮捕されてしまったのです。

逮捕された時の血中アルコール濃度はなんと0.2%もあり、法定の基準値を大きく上回っていたため、男性が「飲酒はしていない」と言っても信じてもらえなかったようです。

そして、その後もアルコールに酔った状態が数年続き、2017年には転倒し、頭部に大怪我を負ってしまい、自分の体調を不信に思った男性はいくつかの精神科医や内科医、そして神経科医、さらには胃腸科医の門を叩きましたが、原因は判明しなかったのです。

自動醸造所症候群(ABS)とは?

ある時、男性の親戚がその症状を聞き、オハイオ州の研究者を紹介します。そしてようやく男性の症状が「自動醸造所症候群(ABS)」(腸発酵症候群)と診断され、発症してから実に7年以上も経過した2018年に、2年間の治療でようやく完治する事ができたのです。

この全く聞きなれない「自動醸造所症候群(ABS)」とは体内でビールを醸造するのと同じような発酵を起こしてしまうというとても珍しい病気です。

しかし、過去にも同様の症状が報告されており、抗生物質を摂取し腸の中が一掃された状態で出芽酵母(イースト)に感染してしまうと、自動醸造所症候群(ABS)の症状が出てしまうと言われています。

実際にこの男性も、2011年に親指を負傷した際、3週間にわたって抗生物質を投与した後にこの症状が出るようになったといいます。

検査を行ったオハイオ州の研究者によると、炭水化物などを食べた後の便からビール酵母が検出されたという研究結果がでました。

すぐに薬を投与しましたが症状が再発してしまい、食後の血中アルコール濃度は0.4%にまで上昇するようになったため、この男性は複数の医師を探し回りました。

そして遂に2017年、ニューヨーク州にあるリッチモンド大学メディカルセンターの研究者グループにより、男性に強力な抗真菌薬が投与されます。

しかし、この時も一度目はピザとソーダによって再発したため、更に強力な静脈注射を行い、やっと菌の完全駆逐を成功させたのです。

昨年2018年2月時点では男性の血中アルコールは全く検出される事がなくなったようです。

まとめ

自動醸造所症候群ABSはとてもまれな症状と言われていますが、発覚した件は氷山の一角で、まだまだ潜在的に診断されていないケースが潜んでいる可能性があると警告しています。

それにしても、自己認識のないまま常に酔っ払っている状態というのは本当に危ないです。男性は車を運転していましたが大きな事故に繋がらなくてよかったですね。

もしご自分の体に同じような症状が出たら、すぐに「自動醸造所症候群ABS」という症状名を出し、医師に相談しましょう。

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